電車の中で泣くのが趣味だ。 家に帰ったら泣こう、とか トイレで泣こうなどとは思わなくなった。 泣きたい瞬間が多すぎるから、 泣きたい時にすぐ泣くことにした。 東京の街が好きだ。 泣いても誰も咎めない。見て見ぬふりをしてくれる。 だって、みんないろ…
なんできみが死んだの。死ぬなら私の方だったじゃない。 また季節が冬にぶり返している。 コートを首元まできっちり締めている ショーウィンドウに移る自分の姿を見て、 Kちゃんのご両親のことを思った。 焼香もろくに出来ず、遺影の前で泣きじゃくった私を …
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。